わたしは日本人です。

日本でいきなりこれを言われたら「でしょうねぇ」ってなりますよね。
この一言をその言葉のまま受け取ることができるのが「日本人」という民族です。

 

そうじゃないのがブラジル、そして私たち日系社会ボランティアの支援の対象となる日系コミュニティーです。

 

 

▼シンプルにみかりんの(シンプルじゃない)場合

私は日本人です。日本語を話します。日本国籍です。

この意味は?

  • 私は日本人です。
    →両親は日本人なので日本人の血が流れています。
  • 日本語を話します。
    →両親が日本語で話していたのと、日本で教育を受けたから。
  • 日本の国籍を持っています。
    →日本で戸籍登録をして、20歳のときに「国籍選択」をしたから。

 

血=言語=国籍=日本

これが「日本人」に一番多いパターン。

 

 

でも日系人の場合は違います。

▼日系ブラジル人2世の場合

私はブラジル人です。でも日本人の子供です。

 

  • 私はブラジル人です。
    →両親は日本人だけどブラジルで生まれたのでブラジル人。
  • 日本語とポルトガル語が話せます。
    →家庭では日本語、学校教育はポルトガル語だったためバイリンガル。
  • ブラジル国籍持っています。
    →ブラジルで生まれたから。

 

こんなブラジル人もいます。
→お父さんはドイツ人、お母さんはイタリアと日本のハーフ。でも生まれたのはブラジルだし、ブラジルポルトガル語しか話せない。

 

血≠言語≠国籍=アイデンティティー

 

となるわけです。

 

もちろんブラジルだけじゃなく欧米諸国もこの傾向はあります。
なんなら最近は日本のミスユニバースもハーフやクォーターが登場していますが…

 

ブラジルでは肌の色や目の色が違う転校生が来ても
「え、自分ハーフなん?どこの?え、国籍は?」とか聞かないです。

 

 

いろんな人がいっぱいいる。
だからこそもはや気にしない。

 

 

わたしは日本人です。

「どうやらわたしは日本人の顔だけどブラジル語を話す人たちと関わりがある家に生まれたんだな?」と気付いたときは、まだ◯世とかの意味があんまりわかってなかったです。

てっきり超絶えらい昔のヨーロッパ人だけが名前の後ろにつけていい数字だと思っていた。笑

 

私が日本人になった経緯は上記しましたが、もし私がそのままブラジルに残っていたらこうなります。

  • 両親は日本で生まれてブラジルに移住した1
  • 私はブラジルで生まれた2
  • 大人になって子供を産めばその子は3

母から説明されたセオリーではこのパターンしか知りませんでした。

しかし、ブラジルに来て1ヶ月、新しいタイプの◯世を発見!

 

 

 

日本語も上手だけど、あなたは何世なの?

お父さんは1世でお母さんは3世。
だから2.5とか4世とも言えるけど、ぼくらは「não 世」だよ。

 

“não”とは英語の”no” なので「ない」という意味。
つまり何世とかない、もはや気にしない!”Não sei!” =知らない!

これが今の日系人でありブラジル人なのか、と思うガイジンなのでした。