帰国報告で発表した内容をシェアします。
参考になったからならないかはわかりませんが、伝えたいことは伝わったと信じてます。笑
1. 学校の現状
2. 活動内容
3. 活動の成果
4. 悩んだこと
5. 帰国後
6. 最後に
7. あとがき
1. 学校の現状
学校の状況を細かく話し続けてもキリがないので、表面的な生徒数と教師数、2年間で見えた内面的な特徴について述べました。
ちなみにうちの学校は「お話し会」「母の日・父の日会」「学習発表会」「修了式」などの日本語学校でよくあるイベントはありません。
「学校を大きくしたり、日本語レベルを上げられるポテンシャル・資源はあるのに、管理体制や方向性・ビジョンがない。」
これを書いたところでだから何って感じですが、「何が足りていて何が足りない学校か」というのはわかってもらえるのかな、と。
2. 活動内容
要請(求められていたこと)と活動(実際にやったこと)です。連絡網とかはボランティアの仕事ではないのに手を出してしまったなぁとちょっと反省。(配属先がボランティアに任せ始めたから)
「具体的な授業や活動のアイデアはここでは述べません。ブログにあります。2年で100記事ほど書いたので興味とお時間のある方は見てください」
みんなに紹介したい授業アイデアやイベントでの発表アイデアならたくさんあります。だから私はブログを書き、学校のYouTubeチャンネルを作りました。誰かの役に立つかもしれないし立たないかもしれないそれに7分を使うはもったいない気がしたので、ここでは触れませんでした。
「授業アイデアとか活動内容とか含めて個人のブログで100記事ぐらい書いたので詳しくはそっちを見てください」という割愛が過ぎる帰国報告をしたボランティアは私です。
だって読んでもらえばわかるもん。#日系社会ボランティア #日本語教師
— シンプルにみかりん (@mica513) 2018年5月27日
3. 活動の成果
「ボランティアとしてはありきたりかもしれないけど、新規派遣としてはこれでよかったと思います。国際協力をしていくための国際交流はしっかりできたはずです。」
生徒も増えたし、もちろん日本語レベルも多少は上がりました。でも数字とかでは表せないことだって大事なこと。ボランティアとしての基礎の基礎を全うできたと感じています。
4. 悩んだこと

ボランティアにしか見えてない?回されるたらい
これに対する取り組み・工夫としては、
-
人間関係 →割り切る
(合わない人とは合わない) -
責任転嫁 →ほどほどにする
(健康第一、自分で見切りを) -
モチベーション維持
→振り返りとアウトプット
(報告書は報告するためのもの、自分で評価するためには書き出すべし)

元ネタ[ほどほどにせぇよ〜]
課題に対する最近の私の考え方はこんな感じ。
問題課題を改善・解決する力もたしかに大事なんだけど、ことボランティアの2年間に関しては、
✔︎解決した方がいいやつ
✔︎2年じゃ解決せんやつ
✔︎自分(他所からきた日本人)じゃ解決せんやつ
✔︎解決しなくてもこっちの人は幸せでいれるやつ
を見極める力の方がよっぽど生産的だと思うのです— シンプルにみかりん (@mica513) 2018年5月9日
5. 帰国後
私のいとこもブラジル生まれの日本育ちで、今や子供が3人います。
ブラジルを知らない彼らに「君たちのおじいちゃん(私の叔父)、ひいじいちゃん(祖父)はこういうところで生きていたんだよ。」と親戚の私が話すことで、家族の歴史や彼らのルーツとブラジル日系社会を繋げることができるのではないでしょうか。
2番目に関してシンプルにまだ決めていない。笑
もちろん活動してきたことがそのまま仕事になるのなら本望です。でも「在日外国人への日本語支援がほとんどボランティア」という日本での現状を踏まえると、この目で日本の状況を見てから自分なりにできることとやりたいことしっかり考えようかな、と。
「外国で」「主に子供を対象に」
「日本語を教えた経験がある」#日系社会青年ボランティア OVこそ需要がありそうなのになぁ🤔 https://t.co/YaWFJ9RPbr— シンプルにみかりん (@mica513) 2018年5月16日
なぜ私はこんなにも日系日本語教師OVの先輩方が帰国後どこで何をしているのか知らなくて、なぜ私はこんなにもそこに疑問も持っちゃうんだろう。
別に専業主婦でもいいし普通に会社員でもいいんだけど、「だいたい就職」とか「だいたい一般企業」とかそういうの聞きたいんじゃないんだけどなぁ
— シンプルにみかりん (@mica513) 2018年5月19日
6. 最後に
私の父がJICAの工業移民だったので、親子二代でJICAにお世話になったこと。
現地の先生や生徒・保護者の皆さんが、いつも私のやること考えることを受け入れてくれたこと。
そして、ボランティアのみんなが(きっかけは何であれ)ブラジルに興味を持ち、ボランティアとして一緒に来てくれたこと。
最後に、その感謝を伝えました。
現職参加の同期たちを3月に見送ったとき、「もうブラジルの○○が食べれないな〜」と言ってたいたのがとても心に残っていました。みんなが私の生まれた国を気に入ってくれて嬉しい、という気持ち。
「一緒に来てくれてありがとう」なんて、上から目線かもしれないけど、私にとってマイナーだけどずっと気になっていたブラジルについて共感できる人が増えたのはとても嬉しいことなのです。
この国が、日系移民という世界がなければ私は生まれていなかったから。
ブラジルを、日系社会を覗きに来てくれてありがとう。
7. あとがき
年に1回の派遣だった日系社会ボランティアが、2016年から3次隊も派遣されるようになり、100人を越えたのも束の間…
今後 全体次が一堂に会することはないということだったので、今回もボランティア向けの発表を多少 意識しました。
「日系日本語学校教師」は一番人数が多い職種でもあったので、こんな感じの発表内容がひとりくらいいてもみんな飽きなくていいかな〜と思ったり。笑
無事に終わってよかったです。
帰国まであと2週間。
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