日本語授業レシピ

【授業レシピ】カードで作文トレーニング(動画あり)

小学校のときピンキーをひとつぶ食べて反省文を書いたことがあるミカ(@mica513)です!

優等生キャラだったので担任の先生は大変 驚いておられました。笑

 

 

そんな私も日系社会ボランティアとしてブラジルで日本語を教えています!

 

開校して2年目になる配属先の日本語学校。9〜12歳のちびっこ生徒たちも教科書が終わりに近づいてきました。

みんな頑張って勉強してたし、できるだけ自分の言いたいことを表現できるようになってほしい!

でもゼロから作るのはハードルが高い...

 

ということでやってみたのがこんな授業。

今日はこの授業で使った教材と手順をシェアします!

 

目次

  • 教材について
  • 手順について
  • ハードル下げポイント
  • 気づき
  • 次の課題!

 

 

こんな教材を使いました

どれも今までの授業の中でもちょくちょく使っていたもの。うち3点は教室に余ってた画用紙で手作りしました。

  • [にほんごドレミ]の絵カード
  • 助詞カード
  • 文型カード

家具に貼るシール?みたいなのをKalungaで買ってコーティングしてます。オセロ・チェス・バレーボールは自分で書きました。

 

 

こんな手順でやりました

  1. 動詞の意味をチェック
  2. 文型カードもチェック
  3. 使いたい名詞をいくつか選んでもらう
    ※のりもの、お店、生活道具、果物などいっぱいあるので
  4. 動詞を使ってひとりずつ文を作るように指示
    ※一度使った動詞は使わない!
    ※わからない子がいたら助けてOK!

ハードルを下げた3つのポイント

このトレーニングでは、以下の3つの点で、文章を量産するための難易度を下げることができたと思います。

  1. 動詞カードのウラにはポル語訳
  2. 文字で見る単語→ 絵を見て音で思い出す単語
  3. 文全体を見渡せる

1. 動詞カードのウラにポル語訳

もちろん動詞の文字だけ見てすぐに意味が出てくればパーフェクトです。でも習ったばかりの単語や音が似ているもの[かきます][かいます]は難しい。

カードの裏面にポル語があれば、すぐ見て、理解して、文作りに戻れる!スイスイ〜!

 

2. 文字で見る単語 → 絵を見て音で思い出す単語

例えば「おもちゃやさん」を読むとき、食いしん坊には「もち」が目に入っちゃったり(マジです)、「ちゃや」の部分が読みにくかったり、文字を読む作業でいっぱいにいっぱいになります。意味にたどり着くまで時間がかかる…

絵カードならぱっと見でわかるし、音の方が覚えやすい=思い出しやすいので「おもちゃ屋さん!」と、音も意味も早くでてきます。(あくまで私の感覚ですが)

でも

言語4技能の難易度は、[易] 聞く – 話す – 読む – 書く [難]

なので、あながち間違いじゃない!?

 

3. 文全体を見渡せる

ポルトガル語と日本語では語順が違います。例えばこんな感じ!

日本語:学校  行きます。

ポル語:Vou(行きます) para(へ) escola(学校).

 

ポル語話者の学生にとって、文章を書きながら作るという詩作業は、

  1. 名詞を書く
  2. 名詞とまだ見ぬ動詞の関係性を考える
  3. 助詞を書く
  4. 動詞を書く→完成!

動詞を最初、名詞を最後に置くポルトガル語とは全く逆の作業、大変!

 

でもカードを並べるスタイルだと、

  1. 動詞選ぶ(右端に置いとく)
  2. 名詞選ぶ(左端に置いとく)
  3. 2つのカードを同時に見て…
  4. ぴったりの助詞を決める→完成!

情報の見える化が大事のは言語教育にも言えること!

以上が私なりの分析です。

 

 

気づき:考える過程と想像力が見えた!

紙に書かせるだけでは気づかなかった子供たちが考える過程が見れました!

いつもはもっと小さいレパートリーの動詞や名詞で文を作らせてたけど、子供たちの想像力・表現力も広がった手応えがあります!

 

テーブルにバラバラに置くことで選びやすくなったみたいです。単語の総復習にもなりました。


「テーブルに座っちゃダメじゃない?」
「大丈夫、ブラジル学校でやってるから!」
「やってるんかい笑」

 

 

 

次の課題は?

今後、このトレーニングを進化させていきたいと思った場合、これも作ってもいいかな〜と思ったカードがこちら。

  • 時間をいくつか(朝、昼、夜で1個ずつ?)
    または、針が自由に動かせるミニ時計
  • 公文カードにはい主観的な形容詞
    かっこいい・すごい・かわいい・おもしろいなど

とにかく、

いかに飽きさせず、少しずつ難易度を上げて、定着していけるか。

がポイントになってきそうです。

 

また何か思いついたらシェアします!

 

いつも読んで頂きありがとうございます。

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