日系社会ボランティア

音楽で見る「2つの文化の新しい価値」

ブラジル生まれ日本育ちの日本人ボランティア、ミカ(@mica513)です!

 

現在、日本語教師としてブラジルで活動しています。

 

 

突然ですが

Nivo&Vinzって知ってますか? 

ノルウェー・オスロー出身の2人組みユニット、Nico&Vinz(ニコアンドヴィンズ)。洋楽を聴く人ならもうご存知かと思います。

 

2013年にリリースされたこの「Am I Wrong」は彼らの代表曲。2015年のSUMMER SONICでは生で見る彼らのパフォーマンスに感激しました!

「黒人だし、音楽もビデオもアフリカっぽいし、アフリカの人かと思った!」

そう感じましたか?それも間違いでありません。

なぜって彼らはアフリカ系ノルウェー人だからです。

 

 

彼らの音楽と考え方が好きなので、日系社会で教育現場に携わる方に紹介したくて、はこんな記事を書いてます。

 

ラジオ番組での忘れられないひとこと

「アイデンティティー」についてなんだかぼんやりと考えていた時、こんなYoutube動画を見つけました。

アメリカのラジオ番組に出演したときの動画です。

メインの部分を簡単に和訳すると、

DJ:このミュージックビデオどこで撮ったの?
Nico:ボツワナだよ。
DJ:ビデオ見て、アフリカの子たちだって思ったんだよね〜。
(中略)
Nico:みんなに聞かれるよ。「アフリカ系ノルウェー人なの!?」ってね。笑
DJ:ちょっと説明してくれよ!
Nico:僕のお母さんはノルウェーの人で、お父さんはコートジボワール。Vinzの両親は二人ともガーナの人だよ。
(中略)
DJ:じゃあ自分たちのことは”アフリカ系アメリカ人”みたいにガーナ系ノルウェー人だって考えてるの?
Vinz:ん〜。音楽と同じ感じかな。2つのアイデンティティーを持っていたり、2つのバックグラウンドがあるでしょ…
DJ:複雑なことだよなぁ〜。
Vinz:まぁね、でも気づいたんだよ。どっちにでもなれるって。

 

そっか、どっちにでもなれるんだ!

 

研修での学び

派遣前、横浜での研修でこんな講義を聞きました。

2つの文化や言葉を知っている日系人には新しい価値がある。
日本50%・ブラジル50%で100%ではなく、両方を知っていることでの付加価値がある。だから120%の価値と可能性がある。

 

机に座ってこの話を聞いていた時は、「たしかに」「なるほど〜」と理解したつもりでした。自分で嚙みしめる体験もなかったので。

このアフリカとノルウェーxアイデンティティーx音楽 という形が、ひとつの「新しい価値」のサンプルを見せてくれたのです。

 

 

まとめ

先日、授業中にこんなことがありました。16歳の日系人の女の子との会話です。

ALUNA:先生、私のお父さんは2世で、お母さんは3世なんだけど、私は何なの?3世?4世?

:自分で選んでいいんだよ。

ALUNA:え、選んでいいの!?

:選んでいいよ!自分のことだからね。でもあなただったら[3世半]ていう呼び方もあるらしいよ。

ALUNA:3世半か〜、それがいいかも!

 

彼女は「1時半」「2時半」は習っていたのでしっくりきたみたいです。笑

 

  • アイデンティティーは自分で決める
  • どっちにでもなれる、なりたいものになれる

何になりたいかを自分で決める。どこに住むかを自分で選ぶ。
その選択を広げるために、ブラジルでの日本語教育があるのかなと思います。

生まれ育った国とは別の言葉や文化を知っているということは、子供たちにとって必ず何かのきっかけになるからです。

生徒たちがそのきっかけを持ち続けていられるよう、いつでもすぐにポケットから取り出してもらえるよう、これからも楽しい授業作りに励みます。

 

 

最後に、2013年のノーベル賞受賞セレモニーでのパフォーマンス動画も載せておきます。


ところでこの2人、普通にイケメンじゃないですか?笑

 

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